どどんとふ
どどんとふは、たいたい竹流氏によって開発されたオンラインセッションツール。
- 公式サイト:どどんとふ@えくすとり~む
- GitHubリポジトリ:torgtaitai/DodontoF
- 使用技術:Flash、Ruby
概要
「どどんとふ」はTRPGのオンラインセッションをお手軽&楽しく遊ぶために作られたツールです。
ブラウザだけで全ての操作が可能。
マップ表示もキャラクター配置もチャットもイニシアティブ管理も、さらには動画や音楽の共有まで楽しめます。
OSをほとんど気にせず動作します。WindowsでもMacでもUNIXでもOK。
「「どどんとふ」マニュアル」より引用
オンラインセッションに必要な多くの機能を備えた総合オンラインセッションツール。部屋の作成、チャット、ダイスボット、キャラクター管理、マップ管理、イニシアティブ表といった基本的な機能に加えて、以下のような豊富な機能を搭載している。
- 秘話チャット
- シークレットダイス
- ダイスシンボル
- 共有メモ
- カード
- 資源管理
- 範囲
- 魔法タイマー
- チット設置
- マップ手書き
- 画像のアップロード
- Webカメラ撮影
- 立ち絵
- ノベルゲーム風表示
- カットイン
- 読み上げ
- リプレイ録画
- 多言語対応
設置
小規模サーバー
少人数で使用する場合は、Ruby(1.8.7以上)が使えるレンタルサーバーにファイルを置き、パーミッションの設定をするだけでよい。マニュアルでは、さくらインターネットのレンタルサーバー(さくらのレンタルサーバ)が推奨されている。
まず、公式サイトのダウンロードページから最新版または安定版のzipファイルをダウンロードし、展開する。さくらのレンタルサーバでアカウント名が「trpg_net」の場合、展開したファイルを以下のように配置し、パーミッションを設定する。
home +- trpg_net +- www | +- DodontoF (705) | | +- DodontoFServer.rb (705) | | +- log.txt (600) | | +- log.txt.0 (600) | | +- saveDataTempSpace (705) | | +- fileUploadSpace (705) | | +- replayDataUploadSpace (705) | +- imageUploadSpace (705) | +- smallImages (705) +- saveData (705)
ファイルの配置およびパーミッション設定が完了したら、ブラウザから DodontoF/DodontoFServer.rb
を開く。上記の例の場合、URLは
http://trpg_net.sakura.ne.jp/DodontoF/DodontoFServer.rb
となる。ファイルの配置およびパーミッション設定が正しくできていれば、以下のように表示される。
["「どどんとふ」の動作環境は正常に起動しています。"]
上記のメッセージが表示されたら、DodontoF/DodontoF.swf
を開く。上記の例の場合、URLは
http://trpg_net.sakura.ne.jp/DodontoF/DodontoF.swf
となる。
大規模サーバー
レンタルサーバーを使う場合、快適に使用できる人数は10人程度までであり、それ以上の人数では負荷が重くなる。大規模なサーバーでは、以下のような構成とする例が多い。
- より高性能なサーバーやVPSを使う。
- SSDを使う。
- メモリに余裕があれば、RAMディスクを使う。
- 必要に応じて、TCP/IPに関するLinuxカーネルのチューニングを行う。
- Webサーバーとしてnginxを使う。
- 最新のRubyを使う。
- FastCGIを使う。
- spawn-fcgiなどでサーバープログラムを起動する。
- Gem「fcgi」を使う。
- Gem「msgpack」を使う。
- 擬似cometモードを使わない。
設置の手順を解説している記事として、以下のものがある。
- クリエイターズネットワーク技術部ブログ » CentOS7+nginx+spawn-fcgi でどどんとふを動かす
- TRPG.NETへのどどんとふの設置時の作業を基にしている。
- 大ちゃんのいろいろ雑記 - どどんとふをdebian+nginxで動かすやり方(nginxセットアップ編)@公式鯖3rdシリーズ
- どどんとふ公式鯖へのどどんとふ設置作業の記録。ハードウェアの性能を満たすのは難しいが、各要素は参考になる。